特小一斉オンエアディのお誘い

一年を通じ、ライセンスフリーラジオのイベントが数多く実施されてきていますが、この「特小一斉オンエアディ」は特小トランシーバに重点を置き、未知の伝搬状況等の実験を目的としたイベントとして、2000年から始まったイベントです。「特小一斉オンエアディ」は毎年海の日の09:00〜15:00に実施されます。


その翌週にはライセンスフリーラジオ最大の移動運用イベント「Summer Vacation」も開催されます。「Summer Vacation」の前哨戦イベントでもあり、また、夏の始まりを告げる「特小一斉オンエアディ」。特小トランシーバーのみならず、もちろん、市民ラジオなども一緒に持ってお出かけください。

  • 特小一斉オンエアディ実施要綱

◆ 日時
2009年7月20日(祝)09:00〜15:00

◆ 周波数
特小・単信レジャー(9ch)+半複信レジャー(9ch)タイプ
特小・単信ビジネス(11ch)+半複信ビジネス(18ch)タイプ
市民ラジオ
※その他にパーソナル無線(郡番27144)での情報交換が可能な方もいらっしゃるようです。

◆ 集中呼び出しタイム
特小は開催時間(09:00〜15:00)中の毎時00分、市民ラジオは開催時間(09:00〜15:00)中の毎時30分

その他の情報については、CITIZENet WEBページメニュー「移動運用イベント情報」をご覧ください。

プロジェクトD大作戦(第五話)

  • はじめに
    • 前のブロク(License Free Radio Blog)で書いたモノです。こちらへ転記しています。
    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。

プロジェクトD大作戦(第五話) / 2006-03-29 (水)

2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

* 達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
* プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
* プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
* プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
* プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
* プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
* プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月19日(日)その2
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
朝熊ヶ岳隠密移動作戦〜ANTしなる強風の山頂秘話〜」(c) むさしのAM634

朝熊ヶ岳へは10:00ちょっと前に到着。レンタカー借りて、コンビニでゆっくり御飯を買いだししてこの時間に到着。かなりお手軽に登っていくことができました。

現地に着くまで心配だったのは現地のロケーションです。

カシミール3Dでの計算は(論理上の)見通し距離だったのに、行ってみたら木に囲まれていてひらけていない場所だった、なんてことは良くある話。アマチュア無線の運用であればあまり気にしませんが、特小の場合はポール伸ばして外部アンテナというわけにもいかず、出力も10mWですから、「実際にその方向がひらけていないとかなり致命的」な問題になります。

早速、車を降りて1エリア方向への見通しを確認。カシミール3Dによると朝熊ヶ岳から達磨山は約70度の方向です。方位磁石が無かったので太陽の位置と見比べながら調べると、北側に電波塔や木が立っていますが、少なくとも北北東〜南東は伊勢湾が開けており完全な見通しです。

ドキドキしながら特小のスイッチをオン。昨日と同じ間違いをしないようにチャンネルを確認してカーチャンク.... 

そうすると、江ノ島で聞いたあのレピータの反応音が! DJ-R20Dを二台使い、一台でレピータへのアクセス、もう一台でレピータのダウンリンクをワッチすると、レピータからの音声に自分の音声がちゃんと聴こえてきます。

時計を見るとちょうど10:00を過ぎた時間。掲示板で予告した通り、毎時0分と30分に呼びかけをすることにしていたので、興奮で上ずった声で達磨山レピータで呼びかけますが残念ながら応答なし。それよりも、風が強すぎて立っていることができません。

車の中で待機できないかと、DJ-R20Dのベルトクリップで車のウィンドウにひっかけ、やや窓を開け気味にし、達磨山レピータがアクセスできるよう車の位置を微調整。車の中からなんとか達磨山レピータへ安定してアクセスできる位置を決めて停車します。風は助手席方向から運転席方向へ吹く猛烈な北風。運転席の窓はやや開けた状態のままになりますが、外でずっと待機しているよりはマシになりました。

ちょっと一息ついたところで、市民ラジオのほうもセッティング。ICB-87Rとともに持って来ていたRJ-410をDJ-R20Dと同様に、ベルトクリックを窓に引っ掛けて設置します。受信感度はかなり低下してしまいますがとりあえず妥協。チャンネルをくるくると回してみると.... 誰もいない....(汗)。移動地の選択を誤ったか?という思いが一瞬頭をよぎります。しかしながら、この場所であれば北方向の名古屋は無理でも、愛知県東部は見通しに入っているはずです。最悪、伊勢湾ロールコールの時間帯になれば誰かが聴こえてくるだろうと、腹を決めてのんびりします。

しばらくワッチしていると、市民ラジオでとよかわ2008さん(五井山移動)が入感。続いてイワテB73/2さん(猿投山移動)の声も入感。誰とも交信ができなくても、伊勢湾ロールコールにはチェックインできそうだということがわかり一安心。

時計に目をやると毎時30分の10:30が近づいています。再び、車の窓にひっかけたDJ-R20Dから達磨山レピータへアクセス。すると、昨日交信をして頂いたシズオカCA18さん(沼津市)から応答をしていただきました。これで、朝熊ヶ岳から達磨山レピータへのアクセスは確認できました。あとは、1エリアから運用予定のカナガワOT207さんとの交信を残すのみ。

シズオカCA18さんとしばらく交信をした後、ICB-87Rを手に取り、車の外に出て市民ラジオでCQを出していたイワテB73/2さんへ呼びかけます。ここで初めてびっくり移動が達成?です。続いて、とよかわ2008さんがブレークイン。チャンネルを変えてRSレポート交換をします。景色の良い伊勢湾を望みながらの交信はこれまた格別.... なはずですが、強風でICB-87Rを両手でしっかり持っていないとアンテナが風にあおられて手から落ちてしまいそうです。

朝熊ヶ岳からのアクセスが成功したので、1エリア向けに達磨山レピータのアクセスが成功した旨をCITIZENet掲示板へ書き込もうとしますが、残念ながら携帯電話(au)は圏外。イワテB73/2さんから朝熊山展望台からであれば携帯電話は使えるかもということを受け、一旦、朝熊ヶ岳を離れ、朝熊山展望台へ向かいます。

先程の「八大龍王社」という入口の看板まで戻り、伊勢志摩スカイライン朝熊山展望台方向へ。車での移動ならば、あっという間に展望台に到着します。朝熊山展望台は広い駐車スペースがあり、売店や展望デッキ、周りの風景を見ながらの足湯を楽しめる施設もあります。

朝熊ヶ岳はひらけている方向が伊勢湾方向に限られてしまいますが、朝熊山展望台はほぼ360度の景色が望める場所になっていました。今回のような達磨山レピータを狙った運用であれば朝熊ヶ岳のほうが良いかもしれませんが、広く交信エリアをカバーをするならやや標高は下がりますが朝熊山展望台のほうが有利? ただ、朝熊山展望台は人がたくさん出入りするので、人目気にせず運用するなら朝熊ヶ岳のほうがいいかもしれません。

※余談:
イワテB73/2さんが2月に朝熊山より達磨山レピータアクセス実験を行ったときのレポートの中に朝熊山展望台にある看板?の写真がありますね。こちらは標高500m。朝熊ヶ岳は555mです。地元の人々は朝熊山と呼んでいるそうですが、この山は一つの山に山のてっぺんが二つある山のように見えます。実際にはそれぞれの「朝熊山」と「朝熊ヶ岳」に別れていて、地元の人はひとまとめにして朝熊山と呼んでいるのかな....?(と勝手に想像) 朝熊山朝熊ヶ岳は、1エリアでいうところの「堂平山と(堂平山の)剣が峰」と似たような関係?(スミマセン、分かる人にしか分からないカモ)

携帯電話を見ると圏内に入っています。早速、朝熊ヶ岳から運用中で、達磨山レピータへアクセスができたという第一報をCITIZENet掲示板へ書き込みます。続いて、現在の1エリアの天候が気になり、みなみたまFN533さんへ電話。天候は悪くないようでまた一安心。それならきっと、カナガワOT207 さんも午後には達磨山レピータへのアクセスを試みてくれるだろうと期待して早々に朝熊山展望台を後にします。

再び朝熊ヶ岳へ戻ってくると、達磨山臨時特小レピータでシズオカCA18さんとシズオカTK22さん(藤枝市移動)が交信中でした。交信が終わった後に、シズオカTK22さんと交信させていただきます。お互いにM5のレポート交換。

交信終了後、すぐさまカナガワOT207さん(鎌倉市移動)から声をかけていただきます。自分が朝熊山展望台へ移動している間に既にレピータへのアクセスを試みられておられていたようで、いきなりの交信成立にビックリです。こちらもお互いにM5のレポート交換。たった10mWの出力で、通常では狭い地域としか交信をすることができない特小なのに、達磨山臨時特小レピータを介し、朝熊ヶ岳〜達磨山の196km、達磨山〜鎌倉市の約70km、総延長260kmちょっとの距離を特小の電波が飛んでいきます。

伝播の可能性を予め調査し、アンテナや出力に頼ることなく、自分の足(車?)で高さを稼いで成立することができたこの交信に、(特小の中継機能を使っているとはいえ)アマチュア無線のハンディー+ホイップのQRP運用で遠距離の人と交信できたときの感動に近い感動です。アマチュア無線の場合は、交信相手がちゃんとしたアンテナやリグで運用をされている場合がありますが、特小の場合はお互い紛れも無く10mWの特小トランシーバー(とその中継器)。それを考えるとより感動が増し、声もつい上ずってしまいそうです。

カナガワOT207さんから1エリアも少しずつ運用する人が増え始めたということで、今日の1エリア側の盛り上がりを期待しつつ、どなたかがさらにレピータへのアクセスを試みて頂けることを期待しつつ(笑)、一旦交信を終えます。

相変わらず朝熊ヶ岳は強風が吹き荒れ、外で待機することができません。強風が吹き荒れる中、ICB-87Rを持って車外へ。市民ラジオではあいちK62さん(犬山市本宮山移動)、アイチDI209さん(知多市?高根山移動)、えひめCA34さん(津市青山高原移動)と交信。風が冷たく感じ再び車内へ。

13時をまわり、車のウィンドウにひっかけたRJ-410からイワテB73/2さんの声が聞こえてきます。伊勢湾ロールコールが始まり、次々と各地から呼ばれています。チェックインが落ち着いてきてから自分も車内からICB-87Rのアンテナを伸ばして呼びかけます。車のウィンドウをずっと半開きにしていたせいなのか、だんだん寒くなってきます。たまらず車のエアコンは暖房全開モードへ。ううう.... 寒い寒い。

zzz.....
zzz.....?
zzz.....!

気がつくと、いつの間にかうたた寝をしていたようです(汗)。金曜日の夜は達磨山からの可視範囲を見ながら夜更かしし、そのまま土曜日の日中は江ノ島、そして、土曜日の夜からムーンライトながらの移動。あまり睡眠をとっていなかったということと、無事に、2エリアで移動できて、ビックリ?移動も成功し、達磨山臨時特小レピータでも交信ができたという安堵があったのか、どうもうたた寝モードに入っていました。

そして、車の時計に目をやると.... 15:10。
もう一回見ても、15時過ぎています。
何度見ても、15時過ぎています(がーん)。

これまでの移動運用で、早く着いてまったりしていたらイベントが始まってたorロールコール開始時刻だった、というパターンはあったような気がしますが(汗)、「気がついたらイベントの時間が終わっていた」というのは初めてです。あまりに驚愕な展開に自分でも信じられません。慌てて市民ラジオや特小のチャンネルをまわしても何も入感せず。

若干寝ぼけぎみ&(ウィンドウ半開きで寝ていたために花粉を大量に吸い込んだため)くしゃみをしながら、慌てて朝熊山展望台へ。そして、えひめCA34さんへ電話します。えひめCA34さんは既に青山高原から撤収し、ちょうど下へ降りられたとのこと(涙)。強風で早めに撤収された方が多かったようです。

伊勢湾ロールコールワッチ中、各局の声が聞こえていたのに.... 交信できなかった皆さま本当にスミマセンでした。せっかくの2エリア一斉オンエアディにあわせたビックリ?移動は自分もビックリさせられ、やや不完全燃焼で終了となりました(とほほ)。

まとめへつづく。

プロジェクトD大作戦(第四話)

  • はじめに
    • 前のブロク(License Free Radio Blog)で書いたモノです。こちらへ転記しています。
    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。

プロジェクトD大作戦(第四話) / 2006-03-25 (土)
2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月19日(日)その1
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜

江ノ島でいたばしAB303さんと別れ、自宅へ戻ったのは20:30。臨時ムーンライトながら横浜駅を24:14に発車します。自宅から横浜まで行くには22:30には出ないといけない計算となりました。残り2時間で準備して出かけなくてはなりません。

まず最初にやらなければいけない準備は、1エリアから「達磨山レピータへアクセスして頂ける人を探さなくてはならなかった」ということです。達磨山レピータのアクセス可能そうな(鎌倉・江ノ島)エリアに近い人で、週末頻繁に運用されている方.... といえば、カナガワOT207さんしか思いつきませんでした。

帰宅してすぐさまeQSOを覗くとカナガワOT207さんがいらっしゃったので、こっそり?カナガワOT207さんを別のQSOルームへお連れして、「明日、達磨山レピータアクセスしていただけませんか?」交渉。いきなりのお願いにすんなりご快諾頂きます。これで、あとは鎌倉市内を庭?とするカナガワOT207さんにお任せすれば1エリア側は大丈夫だろうと一安心。

早速、今日のレピータアクセス実験でアクセスができた場所の地図のURLと、明日再び達磨山レピータへのアクセス実験を行う旨のインフォメーション、カシミール3Dで計算した可視範囲の情報をCITIZENet掲示板へ書き込みます(※もちろんビックリ移動なため運用地をあえて書かずに....(汗))。

Yahooメッセンジャーを起動すると各局がチャット中。ちょうどいわてB73/2さんがいらっしゃったので「明日は天気がなんとかもちそうですね!」と普通に会話し、各局のチャットを横目に、裏では出かける準備にドタバタ。朝熊ヶ岳へ移動することを言いたくて言いたくて仕方なくなりますが、ビックリ?移動の意味が無くなってしまうのでここはぐっと我慢? シャワーを浴び、リグなどの荷物をまとめて慌しく出発です。

無事、横浜駅発24:14の臨時快速ムーンライトながらに乗り込み一安心。慌しくてお腹が空いたのでやっと御飯タイム。この間にノートパソコンで改めて達磨山レピータの可視範囲を計算します。これによると、ムーンライトながらでの移動中、東海道線が可視範囲となる部分がいくつか存在します。

  • 三島〜沼津〜富士
  • 清水の一部
  • 焼津〜島田

特に三島〜沼津〜富士の間は達磨山からの距離も近いこともあり、車内からアクセスができないか?という期待。ワクワクしながらその時を待ちます。熱海を通過したころにDJ-R20Dを準備。

そして、長いトンネルを抜けたのを見計らって達磨山レピータへアクセス。三島駅へ近づくにつれてばっちりレピータからの反応音が返ってきます。座席は残念ながら富士山側だったのですが、それを差し引いても強く入感します。さらに、沼津駅の前後も三島駅より強くなります。車内の実況中継ができそうなぐらいにレピータへアクセスができています。沼津〜富士の一部の区間ではアクセスが難しくなりますが、富士駅へ近づくと再び強く入感。電車の中でも強く聴こえるのですから、きっと駿河湾沿岸から達磨山レピータへのアクセスは容易だと思います。
その後、清水の一部、焼津〜島田の間でもアクセスを試みますが、さすがにこちらは難しかったようです。海側の座席で調査ができればもう少し状況も変わったのかもしれませんが....

早朝、名古屋へ到着。雨は上がり青い空が見えていました。これでもう天気の心配はなさそうで一安心。今回は青春18きっぷでの移動ということもあり、(伊勢市へは近鉄が速いことは分かっていたのですが)関西本線で亀山へ、さらに紀勢本線伊勢市へ向かいます。早朝の時間帯ということもあり、名古屋から伊勢市までの移動時間はなんと約3時間。ちなみに近鉄で移動すると約1時間ちょっと。でも、亀山〜伊勢市までの紀勢本線は情緒あふれる路線で景色を見ていても退屈しません。

9:00前に伊勢市へ到着。ここからレンタカーを借りて、伊勢市から伊勢志摩スカイライン。今回、伊勢志摩スカイラインは伊勢西IC側から入りました。途中、伊勢神宮の案内板や赤福の看板が見えますが、伊勢神宮にも赤福本店にも目もくれず(三重県初上陸なのに....)

伊勢志摩スカイラインの料金所で窓を開けると強風が吹き荒れています。前日の低気圧の通過で、風は強いだろうと覚悟はしていたものの、ここまで強いのは予想外です。さらに驚きだったのは伊勢志摩スカイラインの料金。1220円もするんですか?(涙) レンタカーは軽自動車なのに高速道路のような軽自動車、普通車といった料金区分がありません(悲しい....)。料金所を抜けて一目散にスカイラインを(車で)駆け上がります。道のところどころで、伊勢湾が広がります。風は強いけど本当にいい天気。

2月にイワテB73/2さん、アイチJH316さんが朝熊山展望台で試したところ受信はできたものの交信できなかったというレポートが上がっていました。このまま登っていくと朝熊山展望台へ自動的に到着するのですが、今回は朝熊ヶ岳へ向かいます。

朝熊ヶ岳へは車で入っていくことができます。伊勢西IC側から入ると、一宇田展望台を過ぎて朝熊山展望台方向へ。「八大龍王社」という入り口の看板があるところに、(車一台通れるぐらいの狭さですが)左へ曲がる道があります。これを標識の通り八大龍王社へ進んでいきます。基本的に登山道のようなので車は徐行運転がいいです。

車での朝熊ヶ岳への道順はここのページを参考にさせて頂きました。
 コレがなかったら朝熊ヶ岳に辿り着けなかったし、初めての土地でのビックリ移動はできませんでした.... 大感謝。

最終章「朝熊ヶ岳隠密移動作戦〜ANTしなる強風の山頂秘話〜」(c) むさしのAM634 へつづく。

プロジェクトD大作戦(第三話)

  • はじめに
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プロジェクトD大作戦(第三話) / 2006-03-22 (水)

2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月18日(土)その2
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜

今度は江ノ島駅から江ノ電に乗り込みます。乗車前にCITIZENet掲示板で鎌倉高校前駅稲村ヶ崎駅よりレピータへのアクセスを試みる旨を書き込んで、鎌倉高校前駅へ向かいます。

鎌倉高校前駅手前から海が広がり、車内からこっそりレピータへのアクセスを試みるとなんとレピータの反応音を確認。感動する間もなく鎌倉高校前駅に到着し、すぐさま国道134号側へ。

そうすると、鎌倉高校駅前交差点でレピータからの音声を確認。しかし、少し厳しいです。鎌倉高校駅前交差点で海岸沿いへ渡ろうと信号待ちするも、信号が変わるのが非常に長くもどかしい。その間に周りを見渡すと、線路の反対側にマンションがあります。このマンションを使った反射でうまくいかないかと試したところ、レピータからの音声に自分の声が乗っているのがダウンリンクワッチ用のリグで確認できます。

誰も応答がないだろうと思いつつもレピータで声を出していると、なんと!シズオカCA18さん(沼津市)からの応答が。掲示板への書き込みを見て待機して頂いたとのこと。こんな海岸沿いの平地から特小レピータを介して沼津の方と交信ができたということで、広域特小レピータの楽しさと有効性を改めて感じずにはいられませんでした。

雲行きも怪しくなり、感動もそこそこに、シズオカCA18さんへ再び江ノ電に乗って移動する旨を伝え、タイミングよく来た江ノ電に飛び乗ります。次の駅(七里ヶ浜駅)で降りようかな?と迷いつつも、とりあえず稲村ヶ崎駅まで行って歩いて引き返すことに決めて電車が動き出したその直後、車内の音声がレピータに乗って中継できそうなぐらいレピータから反応音が強くなります。やっぱり降りれば良かったか.... と思いつつ稲村ヶ崎駅まで移動します。

稲村ヶ崎駅到着し、海岸沿いへ出ようと歩き始めたら強い雨が降り出しました。たまらず、近くのコンビニへ駆け込みビニール傘を購入(やっぱり傘持ってくればよかった....)。雨の中、海岸沿いを七里ヶ浜駅へ歩いて戻り始めます。時折レピータへのアクセスを確認できますが、運用する場所としてはあまり適しません。そのまま歩いていると、先程七里ヶ浜駅を出た直後に強力に入感した場所まで戻ってきました。

海岸沿いの駐車場で、なにかランドマークがないかと見渡すと、国道134号を挟んで向こう側は鎌倉プリンスホテルがあることに気がつきます(※鎌倉プリンスホテルWEBの案内地図によると「七里ヶ浜海岸駐車場」のようです)。再びシズオカCA18さんと交信。鎌倉高校駅前交差点のときより、より一層レピータからの反応音が強く、比較的安定して交信ができます。

ただ、雨が降り立ち止まるのが不可能となってきたため、交信しながら広い駐車場内を七里ヶ浜駅方向へ歩いていくとだんだんレピータからの反応音が弱くなっていき、ついには尻切れとなって交信ができなくなってしまいました。だんだんズボンも濡れ始めたため、諦めてとりあえず一旦セブンイレブンへ駆け込み、一息ついた後に七里ヶ浜駅から再び鎌倉高校前駅へ戻ります。

鎌倉高校前駅を降り、先程交信できた鎌倉高校駅前交差点のマンションの前まで行き、再び達磨山レピータへアクセス。何回も応答して頂いたシズオカCA18さんへお礼と共に、明日、朝熊ヶ岳から運用することを伝え、明日また交信しましょうとお話して鎌倉高校前駅から江ノ島駅へ戻ります。

江ノ島駅へ戻り、湘南平から戻られたいたばしAB303さんと江ノ島入り口交差点前のファーストキッチンでアイボール。気になっていた2エリアのお天気も午前6時以降は確実に回復傾向だということもわかり、ここで、いたばしAB303さんに朝熊ヶ岳移動の予定を伝えます。しかしながら、いたばしAB303さんの仕事の都合で明日は達磨山レピータへのアクセスが難しいだろうということを聞き、代わりにアクセスをしてくれそうな人を探さねばなりません。でも、この時既に1エリア側からのアクセスをお願いする人は心の中で決まっていました....

つづく。

プロジェクトD大作戦(第二話)

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    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。


プロジェクトD大作戦(第二話) / 2006-03-22 (水)
2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月18日(土)その1
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜


17日の夜、朝熊ヶ岳〜達磨山〜江ノ島の可視範囲をカシミール3Dで調べていたらいつの間にか朝になっていました。そのときに作ったものがコレでした。


実は、朝熊ヶ岳へは車があったほうが伊勢志摩スカイラインを通ってすぐに到着できて便利だということで、レンタカーの手配をしなければなりませんでした。しかしながら、前々からお天気の様子があまり良くなく、ムーンライトながらの予約は速攻したもの(中止になって払い戻しをしても費用的な損失は少ないので)の、なかなかレンタカーの手配を着手できずにいました。


三重県の177(汗)へ電話して天気予報を聞いてみると、「19日は午前3時までは雨が降るでしょう」という言葉。つまり、3時を過ぎれば天気が回復する可能性があるということです。意を決して、レンタカーの手配に入ります。もし、レンタカーを用意できなければ計画そのものが実行できません。連休のこの時期に、今日の明日の予約をするため、ドキドキしながら問い合わせをするとOKの返事。機運が向いてきました。レンタカーの予約を入れてしまいます。もう、これで行かないわけにはいきません。


11時過ぎに自宅から江ノ島へ出発。町田駅片瀬江ノ島駅との往復+江ノ電を二回以上乗るなら江ノ島鎌倉フリーきっぷがお得であることがわかり、フリーきっぷを購入して小田急線で片瀬江ノ島駅へ。

降りてすぐに湘南江ノ島レピータで湘南平へ自転車で移動中のいたばしAB303さんと交信。今日は午後から天気が悪くなるという予報だったため、早速、江ノ島を正面にして右(西ルート)を歩いて江ノ島展望台方向へ。

海への視界が開けるたびに、レピータへのカーチャンクを試すとレピータからの反応音。江ノ島展望台へ到着し、入口を背中にするとGARDEN PARLORというレストランが並んでいるところを通りぬけて海沿いへ。

地球が○く見える丘と書かれた展望台をうろうろしながらアクセスを試みるとレピータからの反応音が。しかし、しばらくワッチしていると、高尾山移動のあたご10さんの声。なんと、アクセスできていたレピータはあきる野臨時特小レピータであることが判明。達磨山臨時特小レピータはさすがに難しいかと、海岸線沿いのレピータ実験へ切り替えようと諦めて戻っている最中、ここで初めて重大なことに気がつきます。達磨山臨時特小レピータは半複信4ch、あきる野臨時特小レピータは半複信5ch。


そう.... 今までアクセスしていたチャンネルは違うんです(汗)。


慌てて再び地球が○く見える丘へ戻ります。

改めてレピータへのアクセスを試みるとレピータの反応音を確認。今度は達磨山レピータに間違いなさそうです。2台のDJ-R20Dを使い、1台はレピータへのアクセス、もう1台はダウンリンクをワッチ。ちゃんとレピータから自分の音声が返ってきます。ただし、地球が○く見える丘の端っこでないとアクセスが厳しい。江ノ島展望台も試したほうが良さそうか?と思いつつも、500円?を払わなくてはならないことに躊躇し、地球が○く見える丘を撤収します。

撤収の途中、あきる野臨時レピータへ再びアクセス。高尾山移動のあたご10さん、ヨコハマBP37さんと交信。そして、湘南江ノ島レピータでヨコハマBP37さん、いたばしAB303さんと交信。いたばしAB303さんより達磨山レピータの特徴?を伺い、改めて達磨山レピータへのアクセスができたことを確信します。

つづく。

プロジェクトD大作戦(第一話)

  • はじめに
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    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。


プロジェクトD大作戦(第一話) / 2006-03-21 (火)

2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月17日(金)その2
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜


2006年3月19日に開催された2エリア一斉オンエアディは三重県伊勢市朝熊ヶ岳より運用しました。朝熊ヶ岳で運用を計画した経緯はさまざまな要因が重なって実現の運びとなりました。書き出すと前置きが長くなるので箇条書きに(汗)。

  • いたばしAB303さんが達磨山(静岡県伊豆市)からの特小単信ビーコンを264km離れた大台ヶ原(奈良県吉野郡上北山村)で受信したのは2000年。
  • 約6年の月日が流れ、再びいたばしAB303さんによって、1エリアと2〜3エリアをつなぐ達磨山特小レピータが稼動。
  • 2006年2月14日から約一週間の稼働では、朝熊ヶ岳のお隣、朝熊山展望台よりいわてB73/2さん、アイチJH316さんが達磨山特小レピータからの音声を受信するも残念ながらレピータでの交信が成立とならず。
  • 3月14日から達磨山臨時特小レピータが再稼働といういたばしAB303さんのアナウンス。
  • 3月21日の春の一斉オンエアディでいたばしAB303さんが鋸山(富津市)、いわてB73/2さんが朝熊ヶ岳(伊勢市)より運用予定となる。
  • 2006年3月19日に2エリア一斉オンエアディ+伊勢湾ロールコールが開催されることも決まっており、実は2エリアのどこかからビックリ?移動をしたかった。
  • キョウトEA34さんが青春18きっぷ名古屋市内より移動予定という掲示板の書き込みを見て、青春18きっぷの期間内だと気づく。
  • 2エリアへ行くなら達磨山特小レピータからの音声を受信した朝熊ヶ岳へ!と考える。
  • ムーンライトながらの指定席を調べたら、臨時のムーンライトながらが予約可能だということが分かり、密かに?とりあえず予約。
  • しかし、仮に当日朝熊ヶ岳から達磨山臨時特小レピータへのアクセスが可能だったとしても、1エリアから誰かが出てきてくれる人が必要
  • どなたかに行っていただき、1エリア側からの交信を確実なものにするには、アクセス可能範囲を明確に調べ、アクセス確実な場所を伝えておく必要アリ
  • カシミール3Dで達磨山からの可視範囲を調べると、少し渋めに計算しても、江ノ島の南側、江ノ島電鉄鎌倉高校前駅稲村ヶ崎駅の国道134号海岸線沿いはレピータへのアクセスが可能そう。

ということで、急遽、2エリア一斉オンエアディの前日の2006年3月18日(土)、板橋ロールコールへのチェックインを兼ね、1エリア側の下見としてまずは江ノ島へ向かうことにしました

つづく。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)

  • はじめに
    • 前のブロク(License Free Radio Blog)で書いたモノです。こちらへ転記しています。
    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。


達磨山からの可視範囲(三浦半島編) / 2006-03-18 (土)

2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)


2006年3月17日(金)その1
達磨山からの可視範囲(三浦半島編)


達磨山(静岡県伊豆市)から三浦半島への可視範囲をカシミール3Dで計算してみました。


2006年3月19日(日)は2エリア一斉オンエアディ、3月21日(祝)は春の一斉オンエアディが開催されるということもあり、3月14日(火)から再稼動している達磨山臨時特小レピータ(特小レジャー半複信4ch・グループコード08)へのアクセスを試ようとしている方もいらっしゃるかもしれません。これがレピータアクセス時の参考となれば幸いです(レピータは3月いっぱいまで稼動予定)。


まず最初に、いたばしAB303さん発行の特小マガジンNo285では、達磨山臨時特小レピータが2月14日から7日間ほど稼動した際のアクセス実績個所が掲載されています。

追記:
2006/03/18にアクセス実験を行いました。
結果、少し厳しいですが下記の場所からアクセスが確認できました。
取り急ぎ場所のみ掲載しておきます。
CITIZENet掲示板にレポートの載せました。
後日ちゃんとしたのを作りたいと思います。
http://www.citizenet.or.jp/bbs2006/20060318211307.htm

そして、下記地図上の紫色に塗られた場所が理論上の可視範囲です。理論上の可視範囲であれば、特小による交信が可能であると(今のところは)考えられています。これを見る限りでは江ノ島南側と、七里ヶ浜由比ヶ浜、葉山などの国道134号沿いの海岸線が達磨山から理論上の可視範囲であるということになります。高所では大楠山(横須賀市)、武山(横須賀市)なども理論上の可視範囲となっており、円海山も一応理論上の可視範囲となっているように見えます。

理論上の可視範囲でもアクセスを試みた場所がたまたまアクセスができなかったり、周囲の建物などの影響などを受けてしまってアクセスができないこともありえます。逆に、少し場所を動くとアクセスが可能となったりすることもあります。レピータへのアクセスを試みる方は根気よくポイントを探してみるのもいいかもしれません。

なお、[ツール]-[可視マップ]-[計算の設定]における「計算の精度」は

■ヒュベニの式を使う
□メッシュを補間する
□すべての点を計算する
■球面上で視線をトレースする
□会場の可視エリアを計算する
気差を含んだ地球半径の倍数 1.156倍

としてあります。

本来であれば気差を含んだ地球半径の倍数は1.333倍としてもいいのですが、カシミールの標準値である1.156倍にしてかなり渋めに計算させてあります。よって、紫色に塗られた場所よりもう少し理論上の可視範囲が広がるかもしれません。

達磨山臨時特小レピータへのアクセスに挑戦された方は、アクセス結果をいたばしAB303さんへ是非フィードバックしてください。アクセス成功のレポートも重要ですが、アクセス不可だったというレポートも貴重なデータとなります。ぜひ各局のご協力をお願いいたします。