プロジェクトD大作戦(第四話)

  • はじめに
    • 前のブロク(License Free Radio Blog)で書いたモノです。こちらへ転記しています。
    • 下記の内容はその時時点での情報なので、現在と内容や状況が合わないことがあります。昔はこんな感じだったんだ、っていう感じでご覧頂ければ幸いです。

プロジェクトD大作戦(第四話) / 2006-03-25 (土)
2006年3月14日(火)から1週間ほど稼動していた達磨山(伊豆市)臨時特小レピータを介して1エリアと2エリアとの交信を試みた時のメモです。

達磨山からの可視範囲(三浦半島編)
プロジェクトD大作戦(第一話) 〜前書き〜
プロジェクトD大作戦(第二話) 〜江ノ島編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第三話) 〜江ノ島編(2)〜
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜
プロジェクトD大作戦(第五話) 〜朝熊ヶ岳編(2)〜
プロジェクトD大作戦(まとめ)
(※準備中)

2006年3月19日(日)その1
プロジェクトD大作戦(第四話) 〜朝熊ヶ岳編(1)〜

江ノ島でいたばしAB303さんと別れ、自宅へ戻ったのは20:30。臨時ムーンライトながら横浜駅を24:14に発車します。自宅から横浜まで行くには22:30には出ないといけない計算となりました。残り2時間で準備して出かけなくてはなりません。

まず最初にやらなければいけない準備は、1エリアから「達磨山レピータへアクセスして頂ける人を探さなくてはならなかった」ということです。達磨山レピータのアクセス可能そうな(鎌倉・江ノ島)エリアに近い人で、週末頻繁に運用されている方.... といえば、カナガワOT207さんしか思いつきませんでした。

帰宅してすぐさまeQSOを覗くとカナガワOT207さんがいらっしゃったので、こっそり?カナガワOT207さんを別のQSOルームへお連れして、「明日、達磨山レピータアクセスしていただけませんか?」交渉。いきなりのお願いにすんなりご快諾頂きます。これで、あとは鎌倉市内を庭?とするカナガワOT207さんにお任せすれば1エリア側は大丈夫だろうと一安心。

早速、今日のレピータアクセス実験でアクセスができた場所の地図のURLと、明日再び達磨山レピータへのアクセス実験を行う旨のインフォメーション、カシミール3Dで計算した可視範囲の情報をCITIZENet掲示板へ書き込みます(※もちろんビックリ移動なため運用地をあえて書かずに....(汗))。

Yahooメッセンジャーを起動すると各局がチャット中。ちょうどいわてB73/2さんがいらっしゃったので「明日は天気がなんとかもちそうですね!」と普通に会話し、各局のチャットを横目に、裏では出かける準備にドタバタ。朝熊ヶ岳へ移動することを言いたくて言いたくて仕方なくなりますが、ビックリ?移動の意味が無くなってしまうのでここはぐっと我慢? シャワーを浴び、リグなどの荷物をまとめて慌しく出発です。

無事、横浜駅発24:14の臨時快速ムーンライトながらに乗り込み一安心。慌しくてお腹が空いたのでやっと御飯タイム。この間にノートパソコンで改めて達磨山レピータの可視範囲を計算します。これによると、ムーンライトながらでの移動中、東海道線が可視範囲となる部分がいくつか存在します。

  • 三島〜沼津〜富士
  • 清水の一部
  • 焼津〜島田

特に三島〜沼津〜富士の間は達磨山からの距離も近いこともあり、車内からアクセスができないか?という期待。ワクワクしながらその時を待ちます。熱海を通過したころにDJ-R20Dを準備。

そして、長いトンネルを抜けたのを見計らって達磨山レピータへアクセス。三島駅へ近づくにつれてばっちりレピータからの反応音が返ってきます。座席は残念ながら富士山側だったのですが、それを差し引いても強く入感します。さらに、沼津駅の前後も三島駅より強くなります。車内の実況中継ができそうなぐらいにレピータへアクセスができています。沼津〜富士の一部の区間ではアクセスが難しくなりますが、富士駅へ近づくと再び強く入感。電車の中でも強く聴こえるのですから、きっと駿河湾沿岸から達磨山レピータへのアクセスは容易だと思います。
その後、清水の一部、焼津〜島田の間でもアクセスを試みますが、さすがにこちらは難しかったようです。海側の座席で調査ができればもう少し状況も変わったのかもしれませんが....

早朝、名古屋へ到着。雨は上がり青い空が見えていました。これでもう天気の心配はなさそうで一安心。今回は青春18きっぷでの移動ということもあり、(伊勢市へは近鉄が速いことは分かっていたのですが)関西本線で亀山へ、さらに紀勢本線伊勢市へ向かいます。早朝の時間帯ということもあり、名古屋から伊勢市までの移動時間はなんと約3時間。ちなみに近鉄で移動すると約1時間ちょっと。でも、亀山〜伊勢市までの紀勢本線は情緒あふれる路線で景色を見ていても退屈しません。

9:00前に伊勢市へ到着。ここからレンタカーを借りて、伊勢市から伊勢志摩スカイライン。今回、伊勢志摩スカイラインは伊勢西IC側から入りました。途中、伊勢神宮の案内板や赤福の看板が見えますが、伊勢神宮にも赤福本店にも目もくれず(三重県初上陸なのに....)

伊勢志摩スカイラインの料金所で窓を開けると強風が吹き荒れています。前日の低気圧の通過で、風は強いだろうと覚悟はしていたものの、ここまで強いのは予想外です。さらに驚きだったのは伊勢志摩スカイラインの料金。1220円もするんですか?(涙) レンタカーは軽自動車なのに高速道路のような軽自動車、普通車といった料金区分がありません(悲しい....)。料金所を抜けて一目散にスカイラインを(車で)駆け上がります。道のところどころで、伊勢湾が広がります。風は強いけど本当にいい天気。

2月にイワテB73/2さん、アイチJH316さんが朝熊山展望台で試したところ受信はできたものの交信できなかったというレポートが上がっていました。このまま登っていくと朝熊山展望台へ自動的に到着するのですが、今回は朝熊ヶ岳へ向かいます。

朝熊ヶ岳へは車で入っていくことができます。伊勢西IC側から入ると、一宇田展望台を過ぎて朝熊山展望台方向へ。「八大龍王社」という入り口の看板があるところに、(車一台通れるぐらいの狭さですが)左へ曲がる道があります。これを標識の通り八大龍王社へ進んでいきます。基本的に登山道のようなので車は徐行運転がいいです。

車での朝熊ヶ岳への道順はここのページを参考にさせて頂きました。
 コレがなかったら朝熊ヶ岳に辿り着けなかったし、初めての土地でのビックリ移動はできませんでした.... 大感謝。

最終章「朝熊ヶ岳隠密移動作戦〜ANTしなる強風の山頂秘話〜」(c) むさしのAM634 へつづく。